大切な課題を忘れていないか!
―自民総裁選、立民代表選は始まったが・・・・―
2024.9/12(木)、自民党総裁選挙が告示されて、過去最多の9名が立候補の届け出をした。また、立憲民主党では少し前の9/7(土)に代表選が告示され、4名が立候補している。次の総選挙を通じて、おそらくはこの計13名の中から日本のトップ、内閣総理大臣が出現することになるのだろう。(もちろん政局の例外的展開はありうるが・・・・)
13名それぞれの主張、政策を見るかぎり、私が日本あるいは世界について戦略的に重要と考える課題について、同様の問題意識で取り組もうとしている人は一人も見当たらない。もっと根源的なもので、今後の日本の国の形や世界のあり方について避けては通れないものはなにか。私は二つを挙げたい。
一つ目は様々な政策の基盤となる「人口問題」である。日本人口の動向と将来社会の問題である。2008年の1億2800万人が最高で以降は減少に転じ、このままでは2100年には6000万人を下回ると見込まれている。今、仮に少子化が止まったとしても何十年も人口減少は続くというのが現実なのだ。当然、国や自治体、あるいは企業も人口減少、経済縮小を前提とした政策展開が必要なのだ。今日までのインフラ維持にしても、各種安全保障にしても「生産年齢人口の動き」を抜きには考えられないのだ。少子化対策はもちろん重要だが、必然的な人口減少の中で日本民族のみの国の形を維持するのは困難で、欧米のように多様な外国人を受け入れる「多民族共生社会」を前提として、国の形を描く必要に迫られているのに、この現実に触れる候補者はいない。
二つ目は、一つ目とも関連するが「世代間差別、将来世代へのつけ回し」の問題である。年金問題、財政問題等々は言うまでもないが、中でも「地球温暖化」問題は人類の存亡がかかっているように思う。2017年8月、スエ―デンの15歳の少女、グレタ・トゥーンベリさんは、温暖化対策の決定に関わることができないのに未来を閉ざされてしまう若者や、これから生まれてくる子供たちを代表して、「気候のための学校ストライキ」を開始、スエーデン議会の前で呼びかけた。新しい日本のリーダーはこの課題に対して、まず国民の意志を強固に統合し、世界の先頭に立って働きかけるべきである。
(冒頭の画像は筆者の絵、「熊野ゴトビキ岩」。6~7年前、市の展覧会で発表。)

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